YouTube運用をはじめる企業が増える中、
「自社でもスタートしたいけれど、何からやれば良いのか分からない」
「チャンネルを作ってみたけれど、再生回数がなかなか伸びず困っている」
という声が少なくありません。
今回は、企業YouTubeを運用・活用する手順や、視聴者を増やすコツをご紹介いたします。
企業YouTubeを運用する手順
企業YouTubeを上手に運用するなら、きちんと戦略を練る必要があります。
事前に手順を確認の上、ターゲットへ届く動画を投稿しましょう。
覚えておきたい3ステップの手順で、一つひとつ進めてください。
手順1：配信のゴールを考える
YouTubeはただやみくもに配信するだけでは、視聴者を獲得できません。
個人・企業のYouTube開設者が増えていること、
事務所に所属して活動するプロYouTuberが流行を牽引していることもあり、ターゲットに合わせた企画力、ストレスなく視聴できる動画の質などが求められます。
YouTubeを活用するなら、まずは配信のゴールを定めておきましょう。
・YouTubeを通じて企業の知名度を上げたい
・YouTubeで商品・サービスの販売につなげたい
・YouTubeから顧客の意見・感想を求めたい
・オリジナルコンテンツの配信で収益を得たい
など、さまざまなゴールが考えられます。
先にYouTube運用の目的、ゴールを設定して、そのためにはどのようなアプローチが必要なのか、競合のYouTubeチャンネルをチェックの上、作戦を立てましょう。
手順2：撮影の準備を整える
YouTube配信には、撮影機器や撮影場所の準備が欠かせません。
企業YouTube開設にあたり、どの程度の費用を用意できるのか。
その費用で優先して用意すべき機材はなにか、撮影ブースを作る場合は、どのようなインテリアやアイテムを設置するべきか、じっくり検討してください。
機材やブースだけでなく、YouTube運用にまつわる人件費も費用に含まれます。
何人くらいでYouTubeチームを組むのか、時間はどう捻出するのかなど、くわしく決めておきましょう。
手順3：アカウントを取得する
準備と並行して、企業YouTubeアカウントを取得しておきましょう。
タカラトミーやバンダイ、ポケモンなど、人気企業YouTubeをアカウントの隣に、企業ブランドを示すチェックマークがついているのを、見たことがある方もいると思います。
そのため企業アカウントの取り方があると思っている方が多いのですが、企業であっても個人であってもスタートは同じです。
まずはYouTube用にGoogleアカウントを取得して、YouTubeをはじめましょう。
チャンネルが育ち、10万人以上の登録者を獲得できると、公式ブランドチャンネルの申請ができます。
10万人は高い壁ですが、地道に活動を続けて、登録者増を目指しましょう。
企業YouTubeの再生回数を伸ばす5つのコツ
企業に応じた目的を高く掲げても、YouTubeの再生回数が伸びなければ、ゴールに到達できません。次は、企業YouTubeの視聴数を増やす、5つのコツを紹介いたします。
ターゲットに合ったサムネイルを作る
YouTubeに興味を持ってもらえるかどうか、視聴してもらえるかどうかはサムネイルにかかっています。ターゲット層に見てもらうために、年齢や性別、趣向に合わせたサムネイルを用意しましょう。
開いてもらった後も、飽きずに視聴してもらえるように、BGMやテロップ、動画加工など飽きさせない工夫が大切です。
内容が一目でわかるタイトルをつける
YouTube動画をみていると、
「衝撃の○○！」
「○○できる秘密は？」
といったタイトルをよくみかけます。
人気YouTuberの場合、このような思わせぶりなタイトルで視聴者を獲得できるケースもありますが、知名度が低い場合は逆効果になるケースが少なくありません。
仮に文具を扱う企業YouTubeの場合、
「意外に知らない！消す以外の消しゴムの使い方」
というタイトルよりも、
「プラスチックの油性ペンは消しゴムで消せる！その他の活用方法も紹介！」
このようなタイトルの方が、興味をもって再生してもらえます。
タイトルは極力分かりやすく、視聴するメリットや得られることを伝えましょう。
余裕をもったスケジュール管理
企業YouTubeを運用する場合、週に1度など、ペースを決めて配信するケースがほとんどです。定期配信は、視聴者とYouTube配信者との約束といえます。
動画が間に合っていないからといって、配信を遅延してしまったり、低クオリティの動画を届けてしまったりでは、視聴者が離れてしまいます。
撮影は余裕を持ったスケジュールで進め、万が一に備えて手元に何本か予備の動画を持っておくと安心です。
チャンネル登録を促す
人気YouTubeチャンネルをみていると、最後にチャンネル登録を促すエンディングが取り入れられています。企業YouTubeだからと遠慮することなく、視聴者を増やすために、積極的に登録をお願いしてみましょう。
次回予告や今後についてなど、引き続き見たくなる情報を入れるのもおすすめです。
長くコツコツ継続する
YouTubeはいつ何をきっかけにバズるか分かりません。
企業YouTubeを運用すると決めたら、視聴者や再生回数を分析しながら、コツコツ継続して視聴者数を増やしましょう。
「続ければ続けるほどチャンネル登録者が増える」
人気YouTuberの多くがそう発言してします。
豆知識が得られる動画、○○してみた系、実況系、Vlog系など、いろいろなジャンルを試しながら、ターゲットのニーズ、自社の目的に合った内容をじっくり定めていきましょう。
まとめ
企業YouTubeを運用すると、これまでとは違った新規顧客獲得につながったり、自社の売上や認知度をアップできたりといった嬉しいメリットが待っています。
計画的な運用・活用で、たくさんの視聴者に愛されるYouTubeチャンネルを作りましょう。
ライバルが多いYouTube業界だからこそ、集客のコツをきちんと覚えて、企業チャンネルを着実に育ててください。
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