近年のSNSの普及に伴い、ビジネスシーンでも動画を活用する企業が増加中です。
中でもTikTokは、撮影から編集までスマートフォン1台あれば簡単に作れるため、企業からの注目が集まっています。
そんなTikTokでは、企業向けに「ビジネスアカウント」を用意していることをご存知でしょうか。
ここではビジネスアカウントの概要と、利用するメリットやアカウントの作成方法をご紹介します。
TikTokのビジネスアカウントとは
TikTokのビジネスアカウントとは、企業向けに用意された機能を利用できるアカウントです。
TikTokには個人アカウントとビジネスアカウントの2種類がありますが、一般的なユーザーが利用するのは個人アカウントで、有名インフルエンサーなども個人アカウントに含まれます。
ビジネスアカウントは、個人アカウントでは利用できない様々な角度からの分析が可能なので、動画を利用した自社ブランドやサービスの認知度アップ、マーケティングなどに活用したい企業にとって最適なアカウントとなっています。
既にビジネスアカウントを利用している企業は1000社を超えており、今後ますますの利用増が見込まれています。
動画を利用してビジネスを成長させようと考えているのならば、TikTokのビジネスアカウントは非常に大きなツールになる可能性を秘めていると言えるでしょう。
ビジネスアカウントを利用するメリット
投稿した動画のパフォーマンスやインサイト分析ができる
ビジネスアカウントは、投稿した動画の再生回数・合計視聴時間・平均視聴時間などをリアルタイムで確認することができます。
再生回数はもちろんですが、特に合計視聴時間や平均視聴時間は、視聴者がどの程度興味を持って見てくれたかの大きな判断材料になります。
合計・平均視聴時間が長いほど興味を持ってくれたことになるため、この数値によって世間の自社ブランドに対する認識を確認することができます。
また、フォロワー数やプロフィールが閲覧された回数なども分かるため、視聴者がどのような内容に興味を持っているかなど、次のプロモーションに活用するデータが得られます。
他にも、視聴者からの「いいね」やコメント、TwitterやInstagramなどでシェアした割合や動画保存数なども確認できるため、ビジネスの成長につなげやすくなります。
ビジネスに関する情報をプロフィールに追加できる
動画に興味を持ってくれた視聴者は、動画作成者のプロフィールを確認する傾向が高くなっています。
アカウントのプロフィールに、自社の公式サイトへのリンクや扱っている商品、サービスなどを追加できるため、動画の内容以外で扱っている自社情報を視聴者に知ってもらうことができます。
商用楽曲ライブラリーが利用できる
動画を作る際にはBGMを入れたいものですが、ほとんどの楽曲には著作権があります。
自分の好きな曲だからと勝手に使用すると、著作権法違反になる可能性もあるため注意しなければなりません。
しかし、TikTokの商用楽曲ライブラリーには100万曲以上の収録曲があり、ビジネスアカウントであれば全ての楽曲を自由に使うことができます。
個人アカウントで利用する場合にはライセンスを取得する必要があるため、ライセンスを取らずにフリーで使えるのはビジネスアカウントの大きなメリットと言えるでしょう。
無料で利用できる
新規登録はもちろん、個人アカウントからの変更でも、ビジネスアカウントは無料で利用できます。
ビジネスアカウントの作成方法
TikTokのビジネスアカウントを作る場合は、初めにTikTokアカウントを作る必要があります。
TikTokアプリをダウンロードしたらマイページからアカウント登録に進み、生年月日とメールアドレスか電話番号を登録し、最後にTikTokで使用するユーザー名とパスワードを入力します。
なお、Twitter・Instagram・Facebookなどを利用している場合は連携アカウントでも登録が可能で、既にアカウントを持っている場合は切り替えができるため新たに登録する必要はありません。
次にマイページを開き、画面の右上の「3つの点」をタップし、「アカウント管理」から「プロアカウントに切り替える」をタップします。
次のアカウントの種類では「ビジネス」をタップし、カテゴリーを選択したら登録完了です。
注意点として、カテゴリーは今後の広告表示などに関連してくるため、自社の商品やサービスに関連したカテゴリーを選択しておくことがポイントです。
まとめ
TikTokは、若年層ばかりではなく幅広い年代に認知され始めているため、更なる利用増加が見込まれます。
このような点からも、ビジネスアカウントは無料で利用できるマーケティングソリューションツールと言えるでしょう。
自社の商品やサービスの知名度アップを狙っている場合は、是非活用してみてはいかがでしょうか。